学校訪問
先週18日から学校訪問を始めて今日で1週間。5校目でした。
2年間で22校を見て回って全体の算数授業を良くして行く予定なので、まだまだ見ているのは一部です。
見させてもらって驚くのは、先生によって授業の進め方や内容がかなり違うことです。
低学年の子どもたちは静かに席に座って話を聞くことがまだ難しい年齢だと思いますが、
その指導をかなり徹底して、落ち着いた状態で授業をする先生(「こっちを見て、集中して、今なんて言ったか聞いてた?」とよく問いかけたり、机の上に関係ないものを置かせなかったり)がいたり、一方で、授業中に子どもがボールを投げても何も言わず、わかる子だけが答えるのを中心に授業を進めていく先生がいたり。
1年生と3年生の複式学級で、1年生の子にノートを見せてもらったら、掛け算の板書が書いてあることにびっくり。1人だけじゃなくて何人も。まだうんと早すぎる。
板書計画や発問を事前にしっかり準備して、テンポがいい授業をする先生がいれば、ややこしい数字が並んだ計算問題を黒板に書いて、子どもたちのほとんどが問題を書き写す段階でそもそも間違って練習になってないように感じる授業もあったりします。
↓黒板
↓3年生のノート
スペイン語が拙いので、先生の考えを聞いたり、聞いたとしても答えを理解するのが難しいんですが、先生たちの考えをよく分かるようになっていけたらいいなと思っています。
そして、いい授業をする先生のメソッドを、先生たち同士で共有していけたらいいんじゃないかなと今考えています。
グアテマラには研究授業をしたり、先生たちの研修会をする場が日常的にどうやらないようなので、そういう場をJICAボランティアとして今後、企画できたらなと思っています。
幸いなことに、わたしのグアテマラ人のカウンターパート(同僚)も同じような考えなので、いい企画ができたらいいなと思っています☺️
わたしの主観でよくない面が目立つような書き方になってしまいましたが、いい意味での驚きは、見学したどの先生も子供達への愛情がかなり深いことです。子供達への接し方で伝わってきます。それぞれの先生の考えで、いいと思う授業をやっているんだろうなあと思います。
途上国の小学校というと、体罰をイメージしたり、先生が急に消えて授業ができないとか、携帯をいじってばかりとか、もしかしたらそういうイメージもあるかもしれませんが、そういうのは全然ありません。
愛情深い先生たちだからこそ、もっといい算数授業になっていくといいなあと思います。
それに、私みたいにただ見ているだけなのと、実際にクラスに立ってコントロールするのは大違いなので、毎日子どもたちと向き合っている先生たちを心から尊敬しています・・👼
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